「唐朝詭事録之長安」や「大生意人」といった大作が来ているのに、最初に観てしまうのが「水龍吟」。ストレスフリーに観られるんだもん(笑)。
ただ「江湖」や「武侠」が苦手という声もよく聞くので、最小限これだけ分かっていれば大丈夫!(かもしれない)な情報をまとめてみた。
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序盤の超ざっくりとしたお話
結婚式が行われている郝府の屋根の上に黒衣の男が現れる。男は琵琶を奏でそこに居た全員を皆殺しにした。事件を捜査する中原剣会・鍾春髻(包上恩 飾)は寺に隠遁する唐儷辭(罗云熙 飾)が犯人であることを突き止め、惨劇での唯一の生存者で目撃者の阿誰(林允 飾)と共に寺に向かう。
唐儷辭はそれが自分の仇敵、風流店尊主・柳眼(方逸倫 飾)の仕業であることを見抜く。柳眼は武力が高まる薬と偽り、飲むと薬人(傀儡)になってしまう丸薬を武林にばらまいているらしい。
柳眼が剣王・余玄清を通じて丸薬を流布していることを突き止めた唐儷辭は護衛の池雲(敖子逸 飾)剣王に恨みを持つ沈郎魂(肖順堯)、阿誰と共に剣王城へ。鍾春髻も兄弟子と共に剣王城へ向かう。そこには天淨閣の普珠(杨仕泽 飾)、謎めいた味方・雪線子(白澍 飾)もやって来ていて…。
ざっくり書いてもどこの剣派だ、どれが悪役だ…とグループがおおくてややこしい。これが武侠ものの醍醐味だとも言えるけど、何せテロップ短いんで分かりづらい。
正派と邪派とその他
但し、多すぎる登場人物全部を覚えている必要はないと思う(自分は全然覚えられない)。武侠ものって、名乗ってすぐに死んじゃったり退場しちゃったりする人も多い。時々「○○の仇だ~」と言って兄弟や義兄弟が登場したりして「○○って誰?」となったりするけど、気にしない(笑)。
同じ派閥の人は似たような色の服を着ていたりするんで、大体わかる。
武侠もののグループ(門派)は乱暴に分類すると「正派」「邪派」「その他」に分かれる。正派は基本的に正義の味方で、歴史もある。朝廷やお役所とは距離を置くけれど、世間を騒がす凶悪事件等があれば積極的に事件解決に関与する。
このドラマでは鍾春髻の属する「中原剣会」や普珠の属する「天淨閣」がそれにあたる。主人公・唐儷辭が元々所属していた「周睇樓」も正派。
剣王率いる「剣王城」も本来はそのはずだったんだけど…。
周睇樓で過去に何が起きたのか、についてはこれから解き明かされていくんだろうけど、この門派は音を操るのが特徴なので皆得意楽器がある。唐儷辭は琴と笛、且つて同じ派閥だった柳眼は琵琶。過去でちらっと登場した二師兄(夏之光 飾)の楽器は鼓らしい。楽器持っている人は皆この派閥かというと…そうでもなくて、敵にもいたりするから要注意。
このドラマの邪派は簡単で「風流店」。風流店は入れ替わり立ち替わり新しい部下が登場するので覚えにくいけど名前に「色」か「花」の名前が入っている。衣装もその色に合わせてあるしメイクも如何にもそれ風なんで、混乱することは少なさそう。
ここまで登場しているのは箜篌(竪琴)を使う「紅姑娘」、池雲と関係ありそうな「白素車」、桃の花と共に登場する「西方桃」ら。
主人公はそもそも寺に隠遁しているのでどちらにも属していない。ただ正派からは大師兄殺しの疑いを掛けられ、後には世界を滅ぼす「一阙阴阳」ではないかという疑いをもたれてしまう。主人公のお友達はいろいろ謎だらけ。途中で仲間入りする十三楼の沈郎魂は殺し屋だし、お友達らしい雪線子は今の処お友達、とだけで正体不明。祝宴で結婚相手を含め皆殺しになった阿誰もどうやら特殊能力があるらしい。
大体この程度分かっていれば序盤は置いていかれることがないんじゃないかな。
ドラマは微妙にブロマンス風味
どこで見たのか忘れちゃったけれど、このドラマは「ブロマンス」時代劇だと書いてあった。阿誰というヒロインはいるしキスシーンもある。池雲と白素車、柳眼を慕う紅姑娘、普珠と年に一度碁を打ちに来る西方桃などサブカップルも豊富。
一方で確かにブロマンスっぽい感じも受ける。男性陣のベクトルは(相手がいる、以内に関わらず)真っ直ぐ主人公・唐儷辭に向いてる、というか。仇と思しき柳眼とは愛憎半ばする関係みたいだし、池雲と沈郎魂は命がけで守ろうとする。普珠なんか唐儷辭の手を引いて剣王城から逃げ出してた(笑)。
こうした場面は想像力を逞しくして捜せばもっといろいろありそう。すごいなーと思うのは、主人公が相手が男女どちらであってもそれらしく見えてしまうことだ。罗云熙、変幻自在。
罗云熙はとにかく美しくかっこいい
いろいろ書いてきたけれど、このドラマの見どころはやっぱり罗云熙だ。唐儷辭は扱う武器も笛・琴・剣・紅布と様々。なんたって天下第一なんで、強い。最近の武侠ものは旧来の武侠ものにありがちな修行シーンとかは一切ないので最初っから爽快感MAXだ。
元々バレエダンサーだけあって武打シーンの動きが美しい人だけれど、特に高いところから舞い降りてくる姿は非常に美しい。ワイヤーに釣られてふわりと下りてくるのは見た目と違ってものすごく筋力が必要で、すごいなあと思う。
髪型も一般の古装と違って巻き毛で毛先が白髪。多分出自と関係があるんだろう。総銀髪のスチルも出回っていてこれまた美しい。
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お話は主人公・唐儷辭の出自と過去、記憶を失っている阿誰の正体、辺りの謎を含みながら展開していくんだろうと思う。特別出演の徐正溪の姿もまだ拝んでないし、先が楽しみ。
音楽もオープニングは黃子弘凡、エンド曲は张靓颖と刘宇宁のデュエットと豪華なことも付け加えておきたい。
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原作:藤萍「千劫眉」
編劇:庄修 蔺丛鹤 闫沫伊
導演:陈宙飞(「少年白马醉春风」) 钱敬午(「苍兰诀」)
出演:罗云熙Luo YunXi 方逸倫Fang Yilun 肖順堯Xiao Shunyao 林允 敖子逸