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「開始推理吧」第2季を大真面目に推理する⑧下

後半になって過去の殺人事件の哀しい顛末が明らかに。被害者の4人に対する恨みの深さが恐ろしい。色合わせのゲームで小宁同学と小赫同学がポンコツぶりを披露(笑)…あのゲームは疲れてる時にはやりたくないよね。

ここから先は第8集の結末までのネタバレが含まれます。ご注意ください。

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「開始推理吧」微博より チューブネオンが奇麗

アンドロイドの監獄(秘密の部屋)

①本「推鎮的秘密」→中身はなく、表紙のみ

 

②一号房:アンドロイドの囚人がいたが逃げ出す

・アンドロイドの説明書

製品:家庭用保母アンドロイド 氏名:貝具

特色:極度に危険。代理母の業務中、息子に対し暴力を振るった男親を殺害

・貝具宛メモ

2048年6/20 20:00以降 扉が開くのでその隙に逃げ出すことが可能」

→推AIは殺人アンドロイドを集めていた?

→犯人は殺人アンドロイドを逃がそうとした?

 

③二号房

・家族写真 推賽博革新研究員推AI・院長・高中 推愛(2036.01.01撮影)

推AIと推愛は兄妹

・USBを読めるPC→小金の証拠品を読み込む

 

④推AIのUSB:特殊客人4名についての記述/技術資料

<特殊客人>

・特殊客人1号 小李 私募基金顧客窓口

 (小金の証拠品にあったチャット記録の人物)

・特殊客人2号 小胡 推健康私立医院夜間オペレーター 小管と恋人同士

・特殊客人3号 小管 房産セールス主管 小胡の他に小胡とも付き合っていた 色盲

・特殊客人4号 小包 推好住小区ガードマン 小心で泣き虫

 

それぞれをおびき出す方法とそれが成功した旨が記されている。

→4人の職業、性格や関係性から

小管=小赫 小李=小金 小胡=小巴 小包=小宁?

 

<人と機械の意識の転移に関する技術資料>

人とAIの大脳を繋ぐことで全ての考え方・目論見は転移可能

但し、後遺症として人間の本能の一部が残ることがある。

 

⑤4人の写真を貼った鍵のかかった部屋

・壁に書かれた推AIの日記

―推愛が妹であること、自ら妹の遺体を冷凍したこと。

―妹を殺した4人をアンドロイドに換え、妹殺害を偽造する。

-アンドロイドになった4人は、機械の体に捉えられ永遠に苦しむ

 

・壁に貼られた4人の写真(顔に×印)

「交換成功。対応する身体は既に焼却。記憶が断片的に蘇る可能性あり」の文字

・写真の下のボタン:推愛とのやり取りが再生される

小管:推愛の上司。彼女に過重労働を強いており、休みも取らせなかった

小李:推愛からの電話に身分が不明だとして口座を凍結。金が引き出せなくなった

小胡:推愛が救急車を呼んだ際、いたずら電話だとして救急車派遣を拒否

小包:兄が妹の処に駆け付けた際、閉門時間を過ぎているとして中に入れなかった

 

・終末記録:4人が人から意識を移されたアンドロイドであることが確定

 

推愛死亡事件まとめ

ここまでで推愛の死亡事件から4体のアンドロイドが殺人者に仕立て上げられた経緯がほぼ判明。

-2047.06.20 小管・小李・小胡・小包により推愛死亡。

-2047.08   四体の廃棄アンドロイド、无可奈河から引き揚げられ、推AIの元へ

―2047.09.05~06 推AI、小管・小李・小胡・小包を騙して呼び寄せる

       推AI、4人の意識をアンドロイドに転移、4人を殺害

-2047.10.19 冷凍保存した推愛の遺体を使って殺人事件を偽装。

4体のアンドロイドが殺人犯に。

(交換部品から見て、この間恐らくは推AIにいたぶられる)

-2048.06.20 4体、「殺人ロボット展」に展示される

 

データ庫探索

・冷血高校(漫画) 手書きで「作者8D」

・ゲーム「神秘玩家」手書きで「作者:柯売」

・DVD「有OFFICE」導演:赫導

・例のオルゴール→「何故ここに出現?」のテロップ

 

・「2048年休眠ポッド運行記録」

2048年6/19 19:15 休眠ポッドの運行時刻が18:30開放に変更。20日から変更が適用

→誰が変更したかは不明

 

・「アンドロイド解体記録」

休眠時間終了前にポッドが開き、アンドロイドの左腕が紛失(複数か単数か不明)

1体は問題ないが、3体は探知前にポッドが開いたため異常を検出したものの詳細を計測することができなかった。

→犯人は研究室に入り、クリーナーをすり替えるために腕を盗んだ?

 

部品庫

・新たなアンドロイド(女性)が出現

 →推鎮の秘密に関わる人物らしい。本「推鎮的秘密」はとても大切、とのこと

・アンドロイドの説明書:アンドロイドの骨格には「Y元素」が用いられている

 

・引き出しのタブレット:推AIのTo Doリストの全文

2048.06.10 白と柯の身体が完成 全て新型材料

2048.06.20 白と柯二台の新型が完成 柯を投入使用

2048.06.20 掃除ロボのタンクに水がない

※「完成」の意味するところは分かったけれどこれが事件と関係あるか不明

 

・買い物記録:2048.06.20 14:00 有機・無機クリーナーは本日到着

・推AIの病歴記録:推AIが赤緑色盲であることが確定

 

誰の左腕を繋ぎ合わせれば掃除ロボの充電場所に届くのか?

推理団がホワイトボードで計算していたのが、これ。

犯人はどうやら自分と他のアンドロイドの左腕を繋ぎ合わせて、研究室の外の充電場所にいる掃除ロボのタンク内のクリーナーをすり替えたようだ。各アンドロイドの腕と手の組み合わせは決まっており、手から腕を繋ぐには同じ数字であることが条件。

(腕の長さの数字は「特記事項説明書(2047.09.15)」にある)

研究室からクリーナー充電器までの距離は340cm。

   腕 手 長さ

小巴:2―1 最大120㎝

小宁:1―2 最大110㎝

小金:2-3 最大80㎝

小赫:3-1 最大115㎝

 

手から腕を繋ぐには同じ数字である必要があるので、自ずと組み合わせは決まる。

先頭が犯人として、組み合わせは下記の通り。

 

宁-巴 230㎝(1腕が小宁だけなのでこれ以上繋がらない)

宁―金-赫   305㎝(1腕が小宁だけなのでこれ以上繋がらない)

※小宁は容疑者から外れる

金―赫-宁   305㎝

金―赫-宁-巴 425㎝

巴-宁-金   310㎝

巴-宁-金―赫 425㎝

赫-宁-巴   345㎝(1腕が小宁だけなのでこれ以上繋がらない)

 

最終討論(主に動機面の話)

…今回、すごく役に立つ気がした。(カッコ内は発言者)

 

・動機面は誰が一番強い?(小宁)

 →でもここのところ、それで外してる(小白)

・小赫の色盲問題(小巴)がもやもやする

(投票時には色盲の人は色盲のことが分かるのでは、と発言)

・事件の日は推愛の命日。動機から言って自分は推愛の件と関係ない。(小金)

・小巴は本当に推AIが主人である推愛を殺したと思っていたか?(小宁)

・小赫には動機が二つある(小柯)

 一つは、小赫は人間から虐待されることを知っていた。

 (「殺人機械展」チケット)

 二つ目は推AIが死ねば自由になれることを知っていた(館長任命書)

・小赫が一番怪しい理由は、小赫の動機が「逃亡」だから。(小宁)

 犯人は監獄のアンドロイドに逃げるよう勧めるメモを残している。

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「開始推理吧」微博より アンドロイドが一番似合ってたのはこの人

事件を推理する

今回もパズル系の謎解きだ。

腕の破損はY元素を床に落とす、という意味意外に、自分が研究室に入る為でもあったんだと推測。そもそも研究室には入室制限が掛かっていて、アンドロイドは入れない。となると、自分の腕も破損したことにして入り込む以外にない。1体はそもそも破損していないので、自分の腕含め3本の腕を繋ぎ合わせて340㎝以上になる組み合わせを考えればいい。(1つしかない)

 

動機面では小柯と小宁の意見が正しいと思う。他のアンドロイドに「逃げろ」というメモを残した人物は「機械展で人間がアンドロイドを痛めつけることを知っている」人物だからだ。

それに推AIが色盲であることに気づく為には「色盲」の知識ないしは記憶が必要だ。犯人は人間時代の記憶が多少蘇っていたのだろう。

 

今回のXは、Xになりたがっていた人だと思うんだけど。最後の討論シーンでそんな印象を受けた。

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ここからは、最後まで観てから記述。

…やだ、あそこまで推理していて何故外す?

 

決定的な証拠は「特記事項説明書」だった。あれ、通風孔の中にあったのね。執事アンドロイドなら、知っていても当然かも。そういや、アンドロイドにはいろいろ機能がついているんだった…。

 

残された謎

番組ラストで小金以外のアンドロイドは捉えられてしまった。

番組内で示された謎は以下の通り。

①黒服の彼らは何者?

「貝具の仕事を助ける」云々と言っていた。貝具は監獄の第一号房に囚われていた殺人を犯した保母アンドロイド。

②アンドロイド達は何故捉えられた?

眠らせて「記憶の中から重要な人物を捜す」という話をしていたけれど、謎の女性アンドロイドのことかな?

③睡眠から目覚めた後、何が起こる?

予告のゴシック風の衣装が凄く好みなので早く観たい。

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その他個人的にに気になった点は

 

④推鎮の秘密に関わるアンドロイドと本「推鎮的秘密」

推鎮は不思議なことが起こる地だけど、最終話辺りでその秘密が明かされるのかも。「馭鮫記」で迪丽热巴と共演していた郭曉婷が演じているので、重要な役どころなんだと思う。

 

⑤アンドロイドから人間になる方法

推AIが「開発した」と言っていた技術。本当?

 

⑥謎の産廃業者

研究室の棚の中に会った「推ポット」のメモを書き、廃棄アンドロイドを推AIに供給した人物。アンドロイドがいたぶられるところが見たいとか、歪んでる。アンドロイド自体も无可奈河から引き揚げられた、っていうのがすごく気になる。

 

オルゴールの意味するもの

相変わらず出現条件がよく分からないけれど、オルゴールのそばに同じアイテムが出現していることが判明。…まる一日考えて、謎がだいぶ解けた気がするぞ。

 

「冷血高校」(漫画)手書きで「作者8D」

・ゲーム「神秘玩家」手書きで「作者:柯売」

 →どちらも第3案の公司業務部(平行世界内)の棚にも置いてあった。

この時手書きの文字はない。

 →第3案には「五体」もあった。作者は読み取れず

・DVD「有OFFICE」導演:赫導

 →第7案の図書室 オルゴールの載った棚のすぐ下にあった。

第2案は宁保安のロッカーの中にはオルゴールしかなかった、と思う。

 

①作者が手書きで強調されていた理由は?

「赫導」の名前はあちこちで登場。赫少帅の孫で第1案~2案に登場した赫家玮のお父さん。第5~7集の学園編では、宁好のデビュー作や、表阿演が過労死した現場の映画監督が赫導だった。彼の作品の詳細は語られていないけど、何か秘密を握っている?

8Dが誰かは分からないが、ひょっとすると第4案に登場した画の上手な「巴弟」のことかもしれない。(音が一緒)

ゲームの作者は残念ながら年表等に名前の記載は確認できなかった。

 

②アイテムの名前から内容を推測

アイテムそれぞれの名前をよく見てみると、これまでの事件を扱ったものであろうと想像できる。オルゴールが出現した案と照らし合わせてみると

「冷血高校」=第7案  芸術大学だったけど、気にしない。(出現は3・8案)

「有OFFICE」=第3案  オフィスには違いない。平行世界だけど。(7・8案)

「神秘玩家」=第2案  2案の被害者が推「神秘」。1案にも登場していた。

           (3・8案)

「五体」=第8案    アンドロイド…6体だけど、まあいいか。(3案)

 

それぞれの事件を推鎮の出身者と思われる作者が作品として描いている、ということだ。しかも「五体」「冷血高校」が登場したのは1980年代。

 

③オルゴールは何を意味する?

可能性としては、2通り考えられると思う。

1)誰かが時空を超えて(時間軸だけでなく平行世界も行き来して)作品を描いた

2)誰かが想像した通りに事件が起き、解決されている

 

无可奈河のことを考えると、推鎮に住む誰か(恐らく複数)が時を超え、事件を目撃していても不思議はない。あのオルゴールが水晶球みたいに過去や未来の世界を見せている、とか?(大体事件に関わる重大な情報が話しあわれている現場にあるし)

もしくは誰かがこれらのアイテムを无可奈河に落とすとか投げ込むとかして、河の力で過去or未来が歪曲・偏向された、という可能性。こちらも河の神秘性(笑)を考えるとありそう。

 

ただ、第2案で登場した時、周りに何もなかったのが気になる。ロッカーの中だったし…。

やっぱり謎は解けてない?

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題名:開始推理吧第2季 开始推理吧第2季 The Truth 2

出演:白宇 Bai Yu 刘宇宁 Liu Yuning 周柯宇 Daniel Zhōu Keyu 迪麗熱巴 Dilreba

   張凌赫 Zhang Linghe  金靖Jin Jing

 

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