「開始推理吧」第2季が始まった。1季よりセットがグレードアップ（主にロケセットだけど）、ミュージカル風の演出は入るし、主題歌も作るしで力が入っていて楽しい。
出演者の様子をただ見ているだけでも十分楽しけれど、推理バラエティなのだからちょっとしっかり推理してみようと思う。
ここから先は第２季第１集（上・下）のネタバレが含まれます。ご注意ください。
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舞台
前回のアパートから「広東赤坎古镇」に舞台が移った。赤坎古镇自体は350年の歴史があり61キロ平方メートルもの敷地がある観光地。ロケ現場と思われる堤西路の周囲は1920年代の街並みが残されている。一部は影視城になっているとのことなので、スタジオも併設されているのだろう。写真を見る限り雰囲気のある場所だ。
今回は4つの時代を行き来するらしい。1920年代・80年代・2000年代・未来が用意されている。第1・２集は1920年代で、華やかな倶楽部「推楽門」が舞台。
システム
システムは大幅に変更になった。
最初から2人が探偵役、残り4人が容疑者に分かれる。4人の誰かが真犯人で、探偵役のどちらかが犯人に協力する裏切者Xに指名される（Xは視聴者に提示される）。
探索パートはかなり削減された。みんなでぐだぐだ探索するのを見るのが割と好きだったんだけど。まず探偵二人で殺害現場の探索。それ以降は容疑者4人に証拠が入った箱が用意されており、証拠を提示し質疑応答を行いながら進行する。一通り証拠調べが終わると、全員での探索パートになる。
Xの役割は犯人と連携し、犯人に疑いの目が向けられることを防ぎ推理を攪乱すること。
こういうのって、白宇が得意そうだよなあ。恐らく全員1回は回って来ると思われるので、楽しみだ。ちなみに初回は刘宇宁だったけれど…向いてない（笑）。ずっと白宇から「お前、Xだろ」って言われ続けてた。
一通り捜査が終わると最後は犯人当ての投票になる。投票数が最も多い人間が犯人なら探偵側の勝ち、そうでなければ犯人側（Xと犯人）の勝ち。当てた人は金の鍵をもらえる。
登場人物初期設定
登場人物の複雑な人間関係は取り調べが進むうち判明する。時代により人物設定は変わる模様。1920年代の初期人物設定は下記の通り。
巴麗（迪丽热巴） デザイナー
白有裁（白宇） 巴麗の弟子
刘少帅（刘宇宁） 巴麗の兄
赫少帅（张凌赫）モデル←従兄弟同士→柯少帅（周柯宇）VIP客
王伝説（王迅） 有名歌手
第1集の事件概要
2024年2月1日、巴麗のコレクション発表会が倶楽部・推楽門で行われる。その場に「長髪魔女」が現れ、巴麗の金の延べ棒が盗まれる。翌朝、推楽門の社長・楽爺が大量の髪の毛により天井から吊るされて殺害されているのが発見される。部屋は密室だった。
今回の探偵役は柯少帅と刘少帅（X）。残りの4人は容疑者。
証言と証拠を時系列に並べてみる
今回事件自体は割とシンプルなのだけど何だか話がごちゃついているように感じるのは、証言や証拠の中に楽爺殺害事件に纏わる話と謎の人物推神秘に纏わる話、動脳堂に纏わる話が混じっていて分かりづらいからだと思う。（しかも後ろ２つは全く謎が解けてない）
なので、とりあえず証言や証拠で分かったことを時系列にまとめてみる。長髪魔女が推鎮に現れ始めた1923年2月が怪しいんだよなあ…。ここから先はネタバレ全開です。
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幼少期
巴麗、白有裁、赫少帅が推楽門最上階の倉庫に閉じ込められ、太陽花姑娘の歌を聴く。
動脳堂に招かれた心理学者による実験だった模様。
2010年
推楽門開業。但し赤字続き。
2011年
推神秘が推楽門に現れ、最上階に住むように。以降推楽門は黒字に転ずるが、女性歌手が消えるようになる。歌手募集の要綱には「女性」「身寄りがないこと」「身体検査をする」と書かれている。楽爺と推神秘の契約書には「毎月4人の女性歌手を推老匯に送る」との言葉が。
2022年2月1日
王伝説の自殺未遂。推楽門で歌っていた粉鳳凰に助けられる。自殺未遂の理由は「190センチの男たちが人気を博して絶望した」
2023年1月30日
粉鳳凰、行方不明になる。王伝説、楽爺の部屋で血まみれの鳳凰の髪飾りを発見。
2023年2月～
長髪魔女が推鎮に出現し始める。食べ物を盗んだり服を盗んだりするらしい。
2023年2月
巴麗、これまでに開いた3軒の店が潰れたため、楽爺を頼る。「推老匯」の大家に合わせると言われて最上階に連れていかれるが、昏倒。眠っている時、別の部屋に連れていかれ、そこには仮面の男がいた。四日目に動脳堂で目ざめる。どうやら「推老匯」で刺されたらしいが本人にはその記憶がない。
血の跡の残るデザインノートあり。推楽門の雇用者リストにも歌手の項目に巴麗の名前がある。本人はお針子として雇われたと証言。
2023年2月7日
王伝説、差出人不明の手紙を見つける。粉鳳凰が楽爺により帰れない処に送られたとの内容。
2023年3月2日
白有裁と巴麗の自殺未遂（同じ日付）
白有裁は幼少時天才と言われたが大学で成績が振るわず中退。王伝説から言われた言葉に傷ついて自殺未遂を図るが、幻聴で太陽花姑娘の声を聴き、自分自身で川から上がってきた。
巴麗の自殺未遂の動機は「推老匯」の一件があって絶望したから。幻聴で太陽花姑娘の声を聴き、自分自身で川から上がってきた。
2023年11月6日以前
動脳堂堂主が自身の診療室で殺害される。
2023年11月6日
赫少帅の自殺未遂。比KINGの称号を得るため「四か月身を隠す」にトライしている最中、巴麗に殴られて記憶喪失になり動脳堂で治療を受ける。動脳堂堂主殺害の犯人だと王伝説に告発され、自殺を図る。本人は堂主と会ったことがないと証言。幻聴で太陽花姑娘の声を聴き、自分自身で川から上がってきた。
2024年1月31日
理髪店から長髪の鬘が盗まれる。
以下のアリバイについては立証不可能なものが多くあまり意味がないかも。
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白有裁、20時50分に帰宅。
巴麗、19時半まで仕事をして22時に自宅に戻り就寝。
赫少帅、19時に仕事が終わり、21時に鶏屋で買い物、巴麗を訪ねるが誰も出なかったので10時40分に帰宅。
王伝説、20時半に仕事を終え、22時45分に巴麗の家を訪ねたら誰も出なかったと証言。
2024年2月1日
推楽門にて巴麗のファッションショー。
その晩楽爺が殺害される。
部屋にあった血の付いたひまわりの腕輪は赫少帅が、ひまわりのブローチは白有裁が持ち去った？
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2024年2月2日
8時に殺害が発覚、調査開始。
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最上階で推神秘と会う。推神秘、巴段錦と巴麗、赫家玮と赫少帅を間違える。神秘の部屋には大量の電気を要する機器の入った戸棚があるが鍵がかかっている。
幼少期に巴麗らが閉じ込められた倉庫に、封印された扉があることを発見。
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楽爺殺害事件の犯人が判明。
白包帯で顔を包まれた人物が「自分が本物の赫少帅だ」と名乗る。
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整理してみると「推老匯」と「動脳堂」絡みの話が多く、今回の事件と直接関係がある事象は割とシンプルなことが分かる。動機の面から犯人はすぐに推察できるけど、決め手になる決定的証拠や証言はない。というか、探偵団が探し出せなかった。…ま、一回目だし。
犯人に対して疑問なのは、犯罪を犯すまでに何故こんなに時間が掛かったのか、ってことなんだけど…そこは言及なかったな。
次回以降に残された謎
正直今回は決定的証拠を探偵団が見つけられていなかったので、何となくすっきりしない終わり方だった。（その決定的証拠にしても、ちょっと無理があるような…。何処で染料が付くんだ？）
ともあれ、次回以降に残った謎として番組内で言及されていたものは下記の通り。
- 巴段錦と還是巴麗、赫家玮と赫少帅の関係
- 推神秘の部屋の鍵のかかった戸棚 （大容量の電気を使う電器が入ってるらしい）スイッチ6つ押すことで空いたのか？
- 推老匯とはどこのこと？女の子の募集条件がいろいろ謎な件
- 倉庫の奥にあった封印された扉の謎（そこから歌声が聞こえた）覗くと豪華な部屋が見える
- 長髪魔女は誰？
番組微博では下記の通り
- 巴段錦と還是巴麗、赫家玮と赫少帅の関係
- 推老匯とはどこのこと？送られた女の子たちはどうなった？
- 粉鳳凰はまだ生きている？
- 倉庫の奥にあった封印された扉の謎
- 動脳堂の堂主はどのように死んだ？
- 包帯男は何者？
予告では殺されているのは推神秘その人なので、「オペラ座の怪人」ぽい話の大部分は解明されるんだと思う。長髪魔女もこの事件に関係ありそうだし…。
ただ、第1季でも集をまたいでずっと引きずる謎、っていうのがあったので、それが「長髪魔女」なのか、「動脳堂堂主殺害」なのか、別の何かなのかはまだ分からない。
ともあれ、次の木曜日が楽しみだ。
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題名：開始推理吧第2季 开始推理吧第2季 The Truth 2
出演：白宇 Bai Yu 刘宇宁 Liu Yuning 周柯宇 Daniel Zhōu Keyu 迪麗熱巴 Dilreba
張凌赫 Zhang Linghe 王迅
