いよいよ最終話。ゲームパートは上篇までで、下篇は火鍋パーティの模様。いよいよ推鎮の最後の謎が明かされる。ここから先はストーリーのネタバレだらけですので、ご注意ください。
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推鎮的秘密
今回は殺人及び犯罪捜査、証人尋問はなし。全員で「推鎮の謎」を探っていく。
お話は8案の終わりから続いている。アンドロイド達を捕まえた謎の黒服たちの正体は?彼らの首領らしい貝具は何をもくろんでいる?
各人の配役は第8案と同じ。衣装は第9案と同じ。
小巴同学 迪麗熱巴
小宁同学 刘宇宁
小白同学 白宇
小柯同学 周柯宇
小赫同学 張凌赫
探索パート
今回は特に推理することもないので、一見しただけでは分かりにくい証拠品等を中心に内容を紹介。
<推手の密室(監獄)>
・貝具のいた監房からB組織本部へ
<B組織本部>
・壁一面に今までの各年代の事件に参加した人物名が記されている
・推理団以外の人名はいずれもオルゴールの周りにあった本やゲームの作者名
赫導:映画「OFFICE有詭」監督。
(←あまりにお洒落なジャケットでタイトルずっと間違えてました…)
第1・2案で登場した赫少帅の子孫で赫家瑋の父親。この後初登場。
8D=巴弟:漫画「冷血高校」作者
第4案の被害者。彼の描いた絵は証拠品としても登場していた。
手軟=胡杰:小説「五体」の作者
第6案のいじめ被害者。殺害された芮思拜が持っていた「推芸之星」についての
チャット内容の中に彼がSF児童文学賞を受賞した旨の記述がある。
※実はこれだけ作者が誰だかわからなかった。今回やっとすっきり。
鹅=柯壳:「神秘玩家」の開発者 第9案、柯学家の姉
→彼女の行方を捜す為、彼女と最後に会った記憶を持つ五体のアンドロイドを捕獲、記憶を蘇らせたのが第9案、ということらしい。
・これらの作品を捜すと運命が変わるらしい(誰の?)
謎のアンドロイド小婷登場。「推鎮的秘密」は貝具が握っているとのことで、ゲーム世界に入って手がかりを捜すことに。
<ヴァーチャルゲーム室「神秘玩家」>
・ゲーム「神秘玩家」説明書:要は第2案「神秘推老匯」をゲーム化したもの。
キャラクター:巴麗 赫少帅 宁少帅 柯少帅 白有裁 王伝説
その他:楽爺・推神秘・赫導・粉鳳凰・動脳堂郎中・悲惨な歌姫梅韻蓮蓮 等
<赫導個人電影室>
ゲーム内。映画「office有詭」の公開初日、という設定。赫導と助手・小茹が登場。
試写室で映画を観ることに。どうやら映画の内容は第4案「走不去的忙活街」。
・映画内で托楽(第3案でパーティの司会をしていた人物)が巴弟を脅し、漫画「冷血学園」の内容を改編しようとしている。
・漫画の内容は第7案「推芸怪談之奪命芸術展」、推客帝国の4人組が小柔を虐め呪われた部分。「小西は呪われて恐竜頭に」→「小西は無事」に改編。
・使者室内の漫画も同様に改変されていた。
→映画の中の「改編」が、ゲーム世界に反映?
赫導が行方不明に。どうやら小茹に扮した梅韻蓮蓮に拉致されたようだ。
<道具室>
・梅韻蓮蓮の落とした手紙
彼女が推神秘が行っていた臓器摘出の被害者であることが判明。无可奈河を通じ別世界から来た紙片によりB組織に参加。
B組織が「梅韻蓮蓮・貝具、小西、托楽」の4人であり、映画・漫画・小説・ゲームの内容を改編して自分たちの運命を変えようとしていることがわかる。
B組織メンバーの元々の運命
脇役とはいえ、彼らは確かに悲惨に運命に見舞われている。運命を変えたい、と思うのは当然の様な気もする。
・梅韻蓮蓮 関連:ゲーム「神秘玩家」
第2案(1920年代)にて、推神秘により臓器摘出の材料として2024年に連れて行かれた。内臓・眼球の摘出後、焼却処分。(「梅韻蓮蓮の落とした手紙」)
※「臓器摘出に利用された女性たちのその後は?」という問いが公式微博の「残された謎」に掲載されていたけれど、こういうことだったとは…。推神秘、ひどい。
・貝具 関連:小説「五体」
彼女については殺人を犯した保母ロボット(第8案参照)ということ以外詳しいことが分からない。ただ捕まっていたところをみると、殺人アンドロイド展に展示され、人間たちから公開刑罰を受けたと思われる。第8案の証拠品の中に、アンドロイドの取り換えられた血まみれのパーツがあったはず。同じようなことをされていたのかと思うと…。
・小西 関連:漫画「冷血高校」
推客帝国の4人は第5案~7案(2000年代)で言及される。彼らが呪われた顛末は第7案にて明らかにされるけれど、第5案の洗濯室でも「恐竜頭」の人物が登場した。(洗濯室から推客帝国の秘密基地に通じている)呪われた学生は呪いが解けるまでずっと学園の中をさまよい続けることになる。
・托楽 関連:映画「office有詭」
4444号で行方不明になった旨は、赫導の口から語られる。
映画中では第4案(1980年代)の巴弟と一緒に登場するけれど、実際の登場は第3案。1988年の4444号失踪の告示の行方不明者の名前の中に「托某」が3人いるので、そのいずれかだったと思われる。ループする時間から抜けられない、という運命。
第3案で楽しく踊っていた托馬斯の部下たち、皆行方不明者だったのね…。
4つの次元について
結局「推鎮」とは4つの作品世界の集合体であることが分かる。
中国語では「次元」となっているけれど、それぞれの次元で時間は継続しているので「世界線」と言った方が分かりやすいと思う。
上層にある世界線の中で生まれた作品の作品世界が、下層の現実そのものになる、というのがルール。
電影次元:映画「office有詭」の世界。巴弟が漫画「冷血高校」を描く。(1980年代)
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漫画次元:漫画「冷血高校」の世界。
胡杰が小説「五体」を執筆。(2000年代)
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小説次元:小説「五体」の世界。
鵞(柯壳)がゲーム「神秘玩家」を製作。(2040年代)
↓
遊戯次元:ゲーム「神秘玩家」の世界。
赫導が映画「office有詭」を撮影(1920&2020年代)
↓
電影次元
4つの次元はループする関係にあり、无可奈河の河底に沈んだ木箱を使えば上層と下層は連絡可能。
・推理団は木箱を使って托楽の阻止に成功する。
<遊戯室入口~密室に通じる広間>
・暗闇の中でアイテムを捜すゲーム。第9案でもあったけど、あの時はアイテムに蛍光塗料が塗ってあった。今回は何もないので難易度が高い。暗闇で動けない小宁同学は門番に。
…結果的には門番がいて大正解。
推鎮之歌の秘密
<監獄~広間>
貝具に捕らえられていた小婷と柯壳を救出。みんなでダンスを踊って推鎮の守護を復活させる。ダンスの説明書に面白いことが書かれていた。
第0案で、出演者が覚えさせられていた「推鎮之歌」。この歌の歌詞に既に4つの次元のことが歌われている、という。歌詞に登場する「荧光(ネオン)」=ゲーム次元、「鏡頭」=電影次元、「画筆」=漫画次元、「鍵盤」=小説次元のこと、なのだそうだ。
歌詞を確かめてみた処、何となくではあるけれど、各世界を連想させる言葉が並んでいる。勿論、これだけであの世界を想像するのは無理、だけど物語の初めに戻る仕掛けとしては面白いと思う。
大団円
最後の踊りはご愛敬、といったところ。戦隊ものみたいな決めポーズが「星型」だとは言われるまで気が付かなかった(笑)。
下篇の火鍋パーティはお互いに対する印象の変化や、どの役柄、どの物語が好きか、といった話題が中心で、楽しげだった。同じメンバーで次のシーズンをやりたい、と盛り上がっていたので、次のシーズンも期待して待っていい…のかな?
とりあえず、オルゴールの謎に関していいところまで推理できていたので満足。
分からなかったのは「五体」の作者だけ。大量に出現する文章を覚えているのは大変すぎた。(メモってはあったんだけど…)
第2季全体の感想については別稿にまとめる予定です。
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題名:開始推理吧第2季 开始推理吧第2季 The Truth 2
出演:白宇 Bai Yu 刘宇宁 Liu Yuning 周柯宇 Daniel Zhōu Keyu 迪麗熱巴 Dilreba
張凌赫 Zhang Linghe