明けましておめでとうございます。
ブログを始める前は、多くの方に読んでいただけると思っていませんでした。
昨年記事を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
本年も宜しくお付き合いください。
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一年のまとめをしてみようと思って、昨年私が最後まで見た中国ドラマ49本の中で、特に面白かったもの5本を選んでみた。
昨年は武侠ものの当たり年で、個人的には観ていて楽しくて仕方なかった。私が主に観るのは古装に偏っているけれど、ストーリーやテーマもより広がり、バラエティに富んだ作品が配信された、と思う。
5位:九義人 九义人 Faithful
このドラマを観て「中国ドラマ」に対する認識が少し変わった、と思える作品。世界共通のテーマに中国も無縁ではない、と痛感した。古装なのに非常に現代的でしかもエンタテインメントとして良質。日本に来るといいなあと思うけれど、キャストが地味だし来ないだろうな…。
4位:雲之羽 云之羽 My Journey to You
エンドには異論のある人が多そうだけれど、山田風太郎の「くノ一」ものを思わせる、この作品の雰囲気がとにかく好き。(逆に合わない人にはとことん合わなさそうではある)虞書欣は苦手な女優さんだったはずだけど、このドラマは例外。一話が60分越えと長く、クリフハンガーを作って終わるので、翌日の更新がとても楽しみだった。
導演:顾晓声(郭敬明) 主演:虞書欣 張凌赫
]3位:唐朝詭事録 唐朝诡事录 HORROR STORIES OF TANG DYNASTY
今年は古装劇の当たり年だったと思う。その中で主流だったのが「古装+推理もの」。
同じジャンルに「君子盟」(話も面白いけれど、とにかくキャストが目の保養)「繁城之下」(地味だけどストーリーが秀逸)「山河之影」(錦衣衛が主人公で割と陰惨な話なのに不思議に明るい)「顕微鏡下的大明」(どちらかというと法廷もの?話面白いんだけど、税金と測量の話で分かりづらい)辺りがひしめいているけれど、奇談めいた謎なのに歴史的出来事も絡み、尚且つキャストが良くて面白かったこちらのドラマを選んだ。第2シーズンも作られるようなので今から楽しみ。久々に見た楊旭文が大変素敵。
導演:柏杉 主演:楊旭文 楊志剛
2位:蓮花樓 莲花楼 Mysterious Lotus Casebook
「古装+推理もの」の大本命がこのドラマ。ドラマの面白さ、アクションの切れの良さ。成毅のアクションや所作の美しさ、端正さ。最初のCG見た時は正直不安がよぎったけれど、その後はずっと楽しかったこの作品。メインキャスト三人のバランスの良さも特筆すべき点で、何より余韻を残した美しいエンド(+特別編)が素晴らしかった。
導演 郭虎・任海濤 主演:成毅・曾舜晞・肖順堯
1位:一念関山 一念关山 A Journey To Love
「蓮花楼」とこれ、どちらが1位でもよかったのだけど、いいなと思ったキャストの多さでこちらを1位に。年末に一年を締めくくるにふさわしい作品に出合えて幸せ。
日本上陸、なるべく早いといいなあ。
番外
面白かったバラエティから2本。どちらも中国の配信は去年ではないけれど、
観たのが今年だったので。
「歌手·当打之年」(2020)
【歌手2020】のタイトルでU-nextが配信しているけれど、バラエティのジャンルにいるので、気が付かない人も多そう。コロナ全盛の時に収録された番組で、途中から出場歌手がスタジオに来ることもできなくなってしまったのだけれど「こんな時だから視聴者に歌を届けたい」という真摯な気持ちが伝わってきて、心打たれる。
出演:周深・MISIA・华晨宇 他
「開始推理吧」(2022) 开始推理吧
唯の推理バラエティかと思いきや、お話がとんでもない方向に進んでいく。出演者も豪華で一応ドラマ仕立て、というか主演者には役柄の設定があったりする。他の推理バラエティを観たことがないので比較ができないが、発想の面白さが飛び抜けているバラエティ。これでちょっと泣かされるとは思ってなかった…。
出演:白宇・刘宇宁・宋祖儿・周深・周柯宇・郭麒麟
まだ記事にしていない作品は、今後記事を書くつもりです。
本年も宜しくお願いいたします。